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  Build your Own Boat

  新世代木艇工房通信   1 号        2006.10.11

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工房の最新情報は =⇒  http://mokuteikobo.com

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こんにちは! 新世代木艇工房です。

この通信は、木艇造船のための情報やニュース 工房の状況等を不定期にお伝えします。

メルマガという性格上画像ファイル等は添付しません。写真入りで見たい方は工房HPに

画像入り通信がありますのでごらんください。

また、皆様からの情報もお伝えしたいとおもいますので投稿をお待ちしています。

 

 〜目次−−−−

◆《櫓について考える》

◆《4.5mカナディアンカヌー(CC15F)キット発売開始》

◆《SAZAE(プライマリカデット)9月10日進水》

◆《SaltyFriends 通信 9月号に工房主を紹介》

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◆ 櫓について考える ◆

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セイル以外の推進力としてオール パドル 等があります。私もカヌーで下手なパドリン

グをしますが、結構疲れますし、豆もできたりします。そこでこの間着目していたのが櫓

です。櫓は片手でも両手でもこげしかも推進力は巨大です。しかし、櫓をこぐには難しい。

素人には漕げない・・・・・ 実は猿にも漕げる櫓があります。

揚力の利点

 往復運動でかつブレード面が翼の揚力を利用するため無駄がない。パドル等は漕ぐたび

に水中から上げ水中に入れるを繰り返します。パドル等は、セイリングでは追い風デッド

ランの状態です。そうです水を押しているのです。片や櫓は水中を滑空?セイリングでは

アビームです。ヨットを楽しむ方にはどちらが効率いいかわかると思います。

 

 運用上の利点

 櫓はゆっくりとした往復運動でも推力を発生します。瞬発力はありませんが極限スピー

ドをのぞまないなら長い時間こぐのにも楽です。しかも片手も漕げます。パドル等は絶対

片手漕ぎができませんよね。実は、櫓の利点として片手漕ぎに一番着目していました。片

手が自由になることで飲み物を飲みながら おにぎりを食べながら タバコを吸いながら

釣竿をもちなら 酒を飲みながら(絶対しないでください)・・・・  

 

 層流櫓との出会い

 昨年11月にGLラボの土井さん(昔からの自作仲間)からTBSテレビの「動物奇想天

外」という番組で猿に漕がせる実験をするので見にこないか?とのメールがありました。

早速、茨城県のロケ現場まで行きました。TVで見た方も多いと思いますが猿は漕げまし

た。ロケの合間に猿に替わり私も漕いでみました。なんと、櫓は初めての私でも漕げるで

はありませんか。(猿に漕げるのだからあたりまえ)この櫓は土井さんが考案した層流櫓

です。速く効率良い櫓を研究していて副産物として誰でも漕げる櫓になったそうです。

 それ以来、層流櫓をプラム等に適用しようと考えてはいましたが、キットの設計 製作

等でなかなか実現しませんでした。

 

 層流櫓と在来魯について

 在来魯との一番の違いは櫓の反しです。在来櫓は櫓の左縁が水をきっていたとすると、

反すと今度は右縁が水を切ります。層流櫓は反しても水を切る縁はかわりません。ようす

るに往復運動で反すとき在来櫓は失速(飛行機用語)するのに層流櫓は失速しにくいとい

うことです。飛行機の翼でいうと在来櫓は前縁が入れ替わるのに層流櫓はたえず同じ前縁

です。このことにより層流櫓は翼断面型をブレードに採用することができ更に大きい揚力

の発生と抵抗減を実現します。

形状的違いですが、在来櫓は櫓腕(アーム)と櫓面(ブレード)が「へ」の字に接合され

ています。層流櫓は逆です。ブレードは水平に対し層流櫓は垂直で前縁が下にきます。

注)この文書は在来櫓を否定するものではありません。櫓は日本が生んだ世界に無い優れ

た人力推進機です。早緒ひとつとっても、への字型のまがりも理にかなったものです。西

洋にはスカルと呼ばれる櫓ににた漕ぎ方がありますが、櫓とは別物です。

 

 層流櫓の工房での適用

 仲間からプラムやカヌーに櫓を適用できないかとの問い合わせも多くいただきました。

いざ、設計しようとしても入水角はどれくらいブレード長さアームの長さ等何もわかりま

せん。土井さんに問い合わせたところ船の大きさ 漕ぐ位置 体格 等により一概に数値

化できないとのことでした。実際にためすのが一番と9月16日葉山で土井さんの層流櫓

試験艇(土井さん自設計自造船GL工法クリンカー艇)に乗せていただき在来櫓を含め各

サイズ形状の櫓を漕がせていただきました。2時間以上漕ぎましたが筋肉疲労もなく手に

まめもできませんでした。片手で土井さんと会話しながら、ほんとにリラックスして漕げ

ました。私にとってこれが一番です。

工房では層流櫓の適用を実現します。そのために、各種櫓の中で気にいった型と大きさの

層流櫓を借りてきました。これをベースに工房のプラムやカヌーで試験櫓走を行いサイズ

や形状を改めた試験櫓を作成し適用化していきます。

層流櫓はGLラボの土井さんが知的所有権を所有しています。すでにイギリス等で特許も

取得しています。商用等には無断で使用できません。

層流櫓の詳しい情報はGLラボでご覧ください。

http://www.lares.dti.ne.jp/~doi-a-md/

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◆ 4.5mカナディアンカヌー(CC15F)キット発売開始 ◆

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CC15Fは作りやすく、乗りやすい、多目的に使用できるをコンセプトに私の長年のア

イデアを取り入れ設計しました。

完成したら、一人でも家族4人(大人2名 子供2名)でもパドリングが楽しめます。オ

ープンデッキですのでコックピットは広くご自由に広く使えます。帆走キット(準備中)

を追加購入したらセーリングカヌーにも改造可能です。船体重量はなんと20k以下です。

同クラスの約2/3以下重量です。軽いからお一人でカートップも楽にできます。強度と

耐久性はS&G工法で更に、合板に低粘性エポキシ樹脂を浸透するので安心です。保管は

小型軽量なのでガレージの天井につるしたり、軒先で十分です。製作もディンギーに比べ

格段に楽です。

概要

浅いVボトムの船型で安定性は抜群で、初心者も安心して乗れます。船首造波抵抗削減の

ためバウは若干膨らめバスバウ効果で船首造波抵抗を削減します。バウライン シアーラ

インは伝統的カナディアンスタイルです。

緒元

全長 4.5m

全幅 0.86m

船体重量 20kg以下

定員 1名から3名 (大人2名 子供2名 可能)

工法 低粘性エポキシ使用によるS&G(ステッチアンドグルー)工法

販売条件

艇体キット価格¥50、000 (このメール読者には更に格安にします。)

納期 1週間以内

キット内容

切り出し済み外板 一式

ヨーク材等角材  一式

ガンネル材     

銅線         1巻

造船マニュアル  1冊

注)キット完成のためには、以下の事項が必要です。

・工具 日曜大工程度の工具が必要です。クランプはできるだけ用意してください。

・造船時間  約30時間程(エポキシ硬化待ち時間は含みません)で完成します。

・樹脂等   エポキシ樹脂等は含みませんのでご自分で用意してください。当工房でも

 販売しますので相談ください。

・パドルはキットにふくまれていませんご自分準備願います。パドルの自作相談に応じま

 す。

キット以外に必要な樹脂等の当工房の樹脂セット販売価格です。セットで¥20000で

販売します。

樹脂 エポキシ樹脂 3kgセット \7,350 接着剤 エポキシ接着剤 1kgセット \2,625

パテ剤 マイクロバルン 200g袋 \1,500 増粘剤 ミルコン 100g袋 \500

ガラスクロス ガラステープ 25mm幅 40m \2,940

ガラスクロス ガラステープ 50mm幅 15m \1,575

塗料 ウレタン(クリア)2Kセット \5,250   計 \21,740

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◆ SAZAE(プライマリカデット)9月10日進水 ◆

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静岡のWさんのプライマリカデットが完成し、清水の三保で多くの仲間に祝福され進水し

ました。未定稿のマニュアルで試行錯誤の造船ご苦労様でした。

進水式当日はあいにく風速10メートル前後の強風、しかも向い風で出艇は困難でしたが

離岸したらグングン加速 タックもあざやかに快調に走りました。タンカラーのWさんデ

ザインのオリジナルセールも海岸の松とマッチしてすてきでした。そのご、10月9日は

富士五湖のひとつ西湖で奥様とセーリングを楽しんだそうです。今度は自設計でカヌーを

造船すると聞いています。美しいプライマリカデットを造船したWさんのことですから来

春にはカヌーの美艇ができることでしょう。

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◆ SaltyFriends 通信 9月号に工房主が紹介されました ◆

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SaltyFriends 通信 9月号に工房主が紹介されました。

SaltyFriendsは帆船に関する情報発信サイトです。

工房主は帆船「海星」にトレーニーとして数多く乗り、また帆船と海賊ごっこを繰り返し

てきました。木造ヨットNEVERLAND号は工房主が船長です。

乗りたい方は連絡ください。

*よろず帆船人突撃インタヴュー  by Qたろー

今回はNEVERLANDとご自分の工房を開かれた

海星OBの府川光さんにインタヴュー

詳しくはこちらのURLをクリック =>http://k.d.cbz.jp/t/u2sn/500ciwz02ahy4xncau

*今年もWYRに参加したNEVERLAND乗船記 by ばーさん

詳しくはこちらのURLをクリック =>

http://k.d.cbz.jp/t/u2sn/500cewz02ahy4xncau

後書

秋雨の連続で、思うように造船がはかどりません。ようやく晴れてきましたので集中的に

造船を行います。また、層流櫓のFプラムの適用試験も行います。木艇通信の次号では層

流櫓の適用成功をお伝えできるかもしれません。それから10月10日にはKAZI社の

SMALL BOAT誌の取材がありました。楽しみです。

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新世代木艇工房通信   不定期配信

 ★編集:neverland

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